洛タイ投書箱



大きな借金で財政破綻しないか
宇治田原町新庁舎周辺整備 2018年1月18日


◆…年末に配布された宇治田原町民報を読んで、私が感じたことを書く。
◆…宇治田原町が新しく計画している庁舎の予定地まで、町道南北線を延伸するために土地を買うとのことだが、砂利採取跡の埋立地が坪単価5万5千円とはなんとも驚きである。町はなぜ土地鑑定額を公表しないのか。町の予算で実施した土地鑑定の結果は住民のものであり、公表して当然である。議会は一体何をしているのだ。鑑定額も確認しないまま、この金額で可決するとは…議員の先生方に説明願いたい。すべては我々の税金である。町長の提案に唯々諾々と賛成するなら、議会などいらない。議会がチェックしなくて誰がする。
◆…新庁舎と周辺道路や上下水道、隣接してつくる都市公園の整備などに合計で37億円かかるそうだが、建設資材や人件費が高騰している昨今、おそらくこれでは済まないだろう。私は、現庁舎を耐震化し、移転後も何らかの形で有効利用すればよいと思っている。そして、東京オリンピックや大阪万博が終わり、建設費等が落ち着いてから新庁舎に着手する方がよいのではないか。その差額で旧役場の耐震化ぐらいの費用はまかなえるだろう。また都市公園(防災公園)は、いまの時点で本当に必要なのか。以前の投書にもあったが、各地域の防災拠点を安全に整備する方が重要ではないかと私も思う。
◆…町が示した財政シミュレーションによると、庁舎や周辺整備、山手線等の大型事業により、借金は大幅に増え、反対に貯金は9年後に底をつくという。私は、10年ほど前に財政破綻した北海道の夕張市を思い出した。自治体が破綻したらどうなるのか。夕張市の場合、市民の負担は増え、サービスはどんどん削られた。こうした「最高の負担で最低のサービス」の結果、1960年に約12万人だった人口は2015年の国勢調査で8845人となり、企業誘致も進まないまま、今も厳しい状況が続いているそうである。
◆…宇治田原町が夕張市のように財政破綻することはないのか、大きな借金してまで新庁舎や周辺整備をすることについて、どうなのか、借金返済の見通しはどうなっているのかなど、町は住民に丁寧に説明する必要がある。
◆…最後に、1月3日付の洛南タイムスに宇治田原町の新庁舎の記事が掲載されていた。不便解消のために、庁舎移転後に出張所や支所を検討しているという。確かに、現予定地では出張所が必要であろう。しかし、よく考えてみれば出張所が必要なほど不便なところに移転するということである。なぜ、それほど不便とわかっているところに決定したのか。そのために出張所をつくらねばならないなど、なんとも馬鹿馬鹿しい限りである。(紙上匿名)

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