洛タイ投書箱



知事や南山城の首長に告ぐ
2009年 8月 11日


◆…総選挙に突入したためか、一時論議中止か話は少し遠のいたが例の「国立メディア芸術総合センター」の「アニメの殿堂」のことについての提案を読んだ。産経新聞の竹田徹経済部長が去る七月十七日の夕刊に「アニメの殿堂を学研都市に」という一文を書いておられる。これにはすでに経済アナリストの森永卓朗氏もネット上のコラムでアイデアを提案しておられるらしい。いずれもこの問題となっている「アニメの殿堂」を、南山城の木津川市と精華町に関係する職業体験施設「私のしごと館」に誘致し再利用してはということだ。私も同感。かねてから私は「ふるさとミュージアム山城(府立山城郷土資料館)」でさえここの施設の一部に移転してはと提言している。
◆…現在の「ふるさとミュージアム山城」は、ご承知のように、城金次郎山城町長時代の誘致に成功されたもので、当時から交通アクセスが悪く、ましてやこれからシニアの時代であって見れば、徒歩や自転車ではシニアにはハード。ましてやJRや近鉄京都線からのタクシー利用では費用もかさむ。そこで現在の「私のしごと館」を多目的利用し、ここに「ミュージアム山城」を移転させてもらってはどうか。しかし今の「ミュージアム山城」を閉館せよというのではない。どこの家庭にも土蔵があるように、これまでの府下南山城の市町村の文化財遺産をここに収蔵する。いわば倉庫としての役目はあるはず。
◆…山田京都府知事は地味な存在だが、大阪の橋下知事のように時には派手な発言もよいでないか。「私のしごと館」には、すでに「相楽木綿伝承館」もあり、その成果を収めつつある。南山城には、陶芸館も。伝統的な鹿背山焼や朝日焼、さらにはまぼろしとなったものも多々ある。これらを一堂に展示することもできる。しかし南山城地方の文物にかぎったこともない。全国的に見てもここは近畿のヘソ。西日本を対象とした現代アートの野外彫刻展などアイデアを駆使すればいくらでもあろう。「アニメの殿堂」をその主軸として、それを取り囲むように、日本の文化力の基地の一施設としてはどうだろうか。ただ雑居ビル的になっては格調がないのは当然だが。
◆…山田府知事さん、橋下さんや嘉田さんの陰にいないで、天下の京都、時には派手なパフォーマンスもいいではないか。私たちには元気な知事さんを必要としているのだ。サラリーマン知事ではダメ。また南山城の市町村の首長さん、この著名な文化人たちのアイデア、いかがなものか。私はいいと思うがなあ。全首長さんが一致してこの国の箱物行政を助けると、国は莫大な無駄金を回避することができる。一丁、知事を先頭に総選挙後の国に仕掛けてみるか。
(京田辺市草内・古川章・エッセイスト)

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