| 洛タイ投書箱 |
| 開の水は、安全で安心な水道水です | ||
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◆…開会中の宇治市議会予算委員会(3月11日)で、高橋尚男議員が開の飲用水について発言されています。高橋議員の議会での発言趣旨は、「開浄水場の原水(地下水・井戸水)に、おそらく発がん性があるといわれているトリクロロエチレン、テトラクロロエチレンという揮発性有機化学物質が含まれており、環境基準値を超過している。このような民間の井戸は閉鎖されており、開浄水場の休止も早期に行うべき」と言うものです。 ◆…水道問題で、水質基準と環境基準を混同すると、混乱を招きます。高橋議員が、地下水に含まれる有機化学物質が環境基準を超えているからと、開浄水場の早期休止を促されることは間違いです。 ◆…厚生労働省が管轄する水道水は、水道法に基づく水質基準に適合した水が給水されます。開浄水場の水道水は、基準に適合しているから、市水道部は今日まで30年以上も給水を継続しているのです。開の水は、明確に発がん性ありとされているトリハロメタンも皆無な、良い水です。 ◆…地下水(井戸水)中の有機物質は揮発性のため、市が平成3年に設置したエアレーション装置で、安い経費で除去されています。最近は西小倉浄水場でもエアレーションを運転中です。このため、浄化装置のない民間井戸と同じように考えるのは大きな間違いと、議会建設水道委員会で、他の議員が指摘されていることを、高橋議員はご存じないのでしょうか。 ◆…環境基準は、環境基本法に基づき環境省が、行政施策の目標として定めたものです。「人の健康の保護及び生活環境の上で維持されることが望ましい基準として、終局的に、大気、水、土壌、騒音をどの程度に保つ施策を実施していくのかという目標を定めたものが環境基準である」「環境基準は、行政目標であり、その意味でそのままの形で、工場等の排水水質規制の基準となるものではない」と環境省は自治体に通知しています。上記の有機化学物質は、自然界にはなく人為的な原因で混入したものです。高橋議員が環境基準を大事に思われるのなら、法律で義務づけている「発生源を調査し、その排出者に除去させる」ことを、市に迫って頂く事こそが重要なのです。 ◆…発がん性についても、意図的に過大に言われています。トリクロロエチレン・テトラクロロエチレンの人体への発がん性は証明されていません。マウスとラットの実験で正反対の結果が出ているため、「おそらくあるだろう」と「全くない」説に分かれています。京都府は開浄水場の地下水を調査した結果、「体重50sの人が毎日これらの水を仮に約20g一生涯飲み続けても、健康への影響はないと考えられます」と報告しています(19・4・13)。 ◆…地下水(井戸水)は、市民の大切な資産です。地下水は、雨など地表の水が地下に浸透する過程で自然浄化された、きれいな、ミネラルを含むうまい水です。地域にある浄水場は、災害時の水源としても大切なものです(いざという時、まず必要なのは水です)。このため、市の第4次総合計画や水道事業中長期整備計画でも自己水源確保の重要性を述べています。阪神淡路大震災後、神戸市など被災市は、数百箇所の井戸を再整備。府南部の市町では、50%以上が地下水です。おいしいお茶には、おいしい水を。宇治茶の里である宇治市は、率先して地下水を大切にすることが大事でなはいでしょうか。 (開浄水場・第二次水道問題対策委員長・木村正孝〈環境省認定・環境カウンセラー〉) |
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