◆…城陽市歴史民俗資料館では十九年度第一回特別展が七月七日から二ヵ月間「十五年戦争と城陽」と題して催され、さっそく行ってきました。
◆…私は1926年、旧富野村に生まれ、この町で育ち、暮らしてきました。今回のテーマの十五年戦争が始まり終わるまでの十五年間は、まさに私の青少年期に重なります。いまでも連合国に無条件降伏した八月十五日は、敗戦としか考えられないのです。戦争に負けるということは、停戦とか終戦とかではとても言えず、それこそ満身創痍の悲惨な敗戦なのです。
◆…この特別展の企画は、1988年12月、今道市長のころ城陽市で発行された『永遠の希い―戦争体験記―』が基にされています。当時の平和を希う一般市民の思いが集積されています。展示室には、赤紙・戦陣訓・日の丸寄書・千人針・慰問袋・配給手帳・防空ズキン・ゲートル・灯火管制用電球などの実物、戦時中のふるさとの写真や記録など息がつまる思いでした。
◆…未来へはばたく、戦争体験のない若者たちへ、八月十五日を迎えるこの夏休みに五里ごり館へ足を運んで下さい。明るく見やすくなった常設展示室でわがまちの歴史を知るとともに、ぜひとも二十年前の市民の声『永遠の希い』も一読されるよう望みます。(城陽市長池北裏・小森隆)
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