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京菓子に宿る伝統文化
宇治小の6年生
高校生大茶会の盛り上げに一役
宇治市立宇治小学校=五ヶ庄三番割、伊家正規校長、767人=の6年生(120人)が2日、近くにある黄檗山万福寺を訪れ、京菓子職人から和菓子について学習。地元ならではの和菓子のデザインを制作することになった。来年に京都で開く国民文化祭のプレイベントとして11月7日に万福寺で開く「高校生大茶会」に協力するもので、季節感をかもし出す四季折々の和菓子の紹介や三角ベラを器用に使った職人芸の実演を興味深く見学した。
プレイベントは府、府高等学校芸術文化連盟茶道専門部が主催。府北部、京都市、南部の3会場で開き、南部会場として東宇治高校、城南菱創高校、莵道高校の3校が万福寺で開く大茶会を担当。
京の次世代、文化お手伝い体験事業と銘打って南部会場の大茶会に地元の宇治小児童が協力し、大茶会に出す和菓子のデザイン制作を担当することになった。
万福寺では京菓子の老舗「富英堂」(京都市伏見区)の専務取締役で4代目の富樫一貴さん(47)が数百年の伝統に培われ、宮中や大名に愛好されて茶の湯の文化として昇華を極めた京菓子の歴史や正月(花びらもち)、端午の節句(ちまき、かしわもち)、秋の名月(月見だんご)など四季折々に親しまれてきた和菓子の種類などについて詳しく紹介。
和菓子職人が児童の前で和菓子を作り、洗練された職人技の一端を披露。「洋菓子には夢があり、和菓子には歴史があることを知り、ユニークな和菓子のデザインを考えて下さい」と富樫さんが児童たちを励ました。
万福寺での学習会では教学部長の荒木将旭さんが寺の歴史や煎茶、普茶料理との関わりなどについても児童たちに紹介。
インゲン豆と万福寺を開創した隠元禅師との関わりなどの話しを児童は興味深く聞き入った。
和菓子のデザインはコンペを通して優秀作品を絞り込み、大茶会の当日に宇治小の児童が考案したお茶菓子として参加者に振る舞うことにしている。【岡本幸一】
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