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2017年11月22日

TODAY NEWS

25年間4億円、計百億円返済
城陽市

文パルセール&リースバック



 城陽市は21日、文化パルク城陽の「セール&リースバック」の契約業者として「NTTファイナンス株式会社(本社東京都・資本金168億円)を選定した」と発表した。市は、12月5日開会の12月定例議会に、関連議案を提出、可決を得て今年度中にも本契約を締結する方針。市が財政に行き詰まり、市民が愛着を持っている文化パルク城陽を使って、新たに大きな借金を抱えようとしている問題とあって、大きな関心を集めているが、市民への説明はなく、「どないなってんねん」と疑念の声は広がっている。

 市は、2013年8月にJR西日本、京都府、沿線6市町が締結した協定により、369億円の総事業費でスタートした「奈良線複線化事業」で、負担金約18億円などの支払いが困難となり、手っ取り早く資金調達ができる「セール&リースバック」方式を取り入れることにした。今年6月、議会一部会派に事前説明を行ったが、疑念の声もあったため9月の市長選挙後に先送り、10月の市議会総務常任委員会(大西吉文委員長・委員10人)に「実施する」ことを報告した。議員からは、「市民負担の前に、市職員や議員の人件費を削る行革が先」との声もあったが、市は拒否した。
 売却金(事実上の借金)80億円の使い道について市は、同委員会で「JR奈良線の負担金(18億円)や駅のバリアフリー化に27億5千万円、城南土地開発公社から購入しなければならない金井工芸跡地と川村染工跡地の購入に23億3千万円、文化パルク城陽起債返済に13億円」などが決まっていると説明。残るのは16億2千万円程度だが、「議会と相談して決める」と議員からの予算要望に余地を残した。
 その6日後の25日から11月10日までの間、リース会社をプロポーザル方式で公募。募集は、「売却額は80億円」「賃貸借契約期間は耐用年数(27年間)の範囲」とし、「利率」及び「税込みの賃借料」により、有利な条件のリース会社を選定するとしていた。公募期間中に2社から「企画書」が提出された。
 この内、市にとって有利な条件を提示したNTTファイナンスを選んだもの。提示条件は「契約期間25年間」「各年度賃借料3億9960万円」「総支払額99億9000万円」というもの。「年率1・69%」の計算となる。応募のもう1社について市は明らかにしていない。
 市は12月市議会に、@市有財産(文化パルク城陽)の処分についてA土地(文化パルク城陽の敷地)の無償貸与についてB25年間9億9990万円を支払う債務負担行為の設定C80億円の歳入予定についての補正予算ーの関連予算を地出、可決すれば年明けにも、NTTファイナンスと契約を締結する予定。【藤本博】
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