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女性2人への暴行男押える
城陽署
松野さんの勇気称え感謝状
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城陽市内で先月、女性に暴力を振るっていた男を、通りがかりの女性保育士が制止しようとした。男は逆上、女性保育士に噛み付くなど大けがを負わせた。2人の女性に対する暴行犯を取り押さえた通りがかりの会社員が3日、城陽署から事件解決の感謝状を受けた。トラブルを見て見ぬふりをする風潮のある中、2人の勇気ある行動が光る出来事。
城陽署などの取材によると、事件は1月27日午後6時40分頃起こった。城陽市富野荒見田、荒見神社付近の路上で、宇治市伊勢田町、土木作業員藤井将宏容疑者(26)が、知人の女性美容師(27)を殴り、突き飛ばすなど暴行をはたらいていた。
通りがかった私立清心保育園の女性保育士(54)が「何してる。止めなさい」と一喝したところ、藤井容疑者は逆上し、奇声を発しながら保育士を突き飛ばし、仰向け状態で馬乗りになり、顔に噛み付いた。保育士は、顔の噛み付きのほか、左足関節の骨折など2ヵ月の重傷を負った。
暴行のさ中、現場付近を自転車で通りがかったのがこの日感謝状を受けた城陽市在住の会社員(星和電機)松野裕司さん(49)。松野さんはこの日、勤務先から帰宅途中、「クジャクの鳴き声かと思うほど」の奇妙な声を聞いた。ただ事ではない雰囲気を察知し、元の道を引き返した。
途中、女性の「誰か〜」と助けを求める声が聞こえ、現場に近づくと、男が叫ぶのを女性がなだめる姿が見えたため、とりあえず110番通報。すると男は突然、なだめている女性に襲いかかり、倒すところが見えた。「これはまずい」と自転車を降り、走って現場へ。
すると男が女性とくんずほぐれつの状態で、女性が「恐い」「助けて」と叫び、顔から血を流しうずくまっていた。松野さんはとっさに、男の顔と腰を両膝で押さえ、腕を手で押さえ、そのままの状態で再度110番通報、間もなくかけつけた城陽署員に男を引き渡した。
井料田信孝署長から、勇気ある行動を称える感謝状を受けた松野さん、「感謝状を受けたことは有難いことですが、けが人が2人もおられる状態で晴れやかな気分にはなれません。さっきまで仕事をしていた人が、何故あんな状態になったのか、背景や原因も気になります」と感想を話していた。【藤本博】
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