京都:山城地方のニュースをお伝えします

2018年 7月 10日

TODAY NEWS

新市街地にバス路線新設を
城陽市

「街づくり3課題」を研究



 京田辺市にある同志社女子大学で9日、城陽市が抱える課題の解決策を提案する、学生によるプレゼンテーションがあり、今西仲雄副市長と政策企画課職員が耳を傾けた。企業進出が相次いでいる同市で、企業と市民の関係や地域住民の足を企業が共同して確保すべきなど、ユニークな提言もあった。

 京都府南部で、突出して人口減少とりわけ若者流出が著しい城陽市は「官学協同」の姿勢を打ち出し、一昨年、同志社女子大学内でPRイベントを開いた。その縁により、同校現代社会学部社会システム学科「専門基礎演習」(大倉真人准教授)のゼミで「城陽市のまちづくり」をテーマに半年間調査、研究を行い、昨年7月に成果を発表した。
 今回は2年目とあって、大学側から城陽市に「学生に考えてほしいテーマを」と要請、市側が用意した5テーマの中から、7人の学生が3テーマを選び、今春から資料収集、取材、現地調査などを経て、この日発表した。
 「進出企業と住民の融合と行政課題」を森美晴さん(21)と臼井優衣さん(20)が、「ロゴスランドのイベントを考える」を小林彩花さん(19)、大下結衣さん(19)、平木佳奈さん(20)の3人が、「アウトレットの影響と行政課題」を西田菜穂さん(19)と佐々木麻友さん(19)が、それぞれ課題と解決策を提言した。
 新市街地や白坂テクノパーク、さらには今後山砂利採取跡地への企業進出を抱える城陽市にとって差し迫った課題となる「進出企業と住民との融合」問題では、全国の失敗例も示しながら、地域にとってはバラ色の夢ばかりでもなく、失敗しないためにはどうしたらいいのか、などを意欲的にまとめた。
 失敗例としては、大王製紙の秋田県進出が住民訴訟などでとん挫したケースを紹介、「国・県・企業が協力しても、住民が置いてきぼりになれば失敗する」との警鐘も。逆に成功例として、市内で唯一の一部上場企業「星和電機」のケースを上げ、当初は反対もあったが、障がい者雇用や地域への貢献など住民との融合策により地元に溶け込み、受け入れられていった、と紹介した。
 こうした事例や、城陽市の高齢化率の高さなどを踏まえ森さんらは、@近鉄久津川駅と寺田駅を結ぶ、新市街地経由のバス路線を新たに設けることA北部コミセン近くの公園で市と企業共催のお祭りを開いてはーなどを提案した。バス路線について、市担当職員から「路線維持の経費についての考えは」と聞かれた森さんらは、「地域貢献や住民との融合など、市街地企業全体にメリットがあり、負担してもらったら」と答えていた。【藤本博】
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