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2018年 3月 31日

TODAY NEWS

議運緊急招集、委員長辞任
宇治田原町議会

はたしてその真相とは



 宇治田原町議会は29日、本会議閉会後、議会運営委員会(松本健治委員長、委員5人)を緊急開催、松本委員長より「議会運営委員会委員長」辞任の申し出があり、新委員長に谷口重和副委員長(無)を選任。副委員長に垣内秋弘委員(無)を選任した。辞任理由については、28日に行われた議会運営委員会の議事進行の中で起きた事が原因ではないかと、委員らが激しく衝突した。【鹿野達郎】

 委員会では松本委員長の申し出を受け、谷口整委員(無)が「本人の意向を聞かないことには採決に入れない」として、松本委員長の説明を求めた。
 松本委員長は「申し合わせにより、2年委員長を担当させていただくということでやってきた。半ばにしてこういうことになった事はお詫び申し上げます。私の思い(辞任理由)については、あまり詳しく申し上げると、いろいろなことがある(憶測を呼ぶ)ので、察していただきたい。議会運営を通して、議会を活性化させ、かっ達な場であるべきという思い、住民の意見が反映できるよう運営していかないといけないという思いでやってきたが、そうではない部分が見え隠れした」と説明し、核心には触れなかった。
 説明を受け、谷口整委員は「推測する範囲で話すが、おそらく昨日(28日)の議会運営委員会での意見書の取り扱いが原因しているのではないか。委員会では事前に2人から意見書が提出されたが、原田周一議員(無)は委員会開始直前での提出。そして事務局が受理し、会議日程(の資料)を差し替えをして委員会は開かれた。先に提出のあった今西久美子委員(共産)(の意見書)の提案説明があり、原田議員の提案説明途中で田中修議長(無)が言葉を荒げて『聞いていない』と横やりを入れた。それについて松本委員長は『事前の調整も行い、事務局にも提出していた』という意見もあった。事務局が提出を受けて、議事日程が配布された時点で、議長が見てる見てない関係なく受理していると考える。事務局と議長は表裏一体、それを『聞いていない』と言うのはおかしいと思う。昨日のやりとりの中で『手続き的な問題であれば、もう少し柔軟な対応があった』と述べたが、結局、原田議員が提出した意見書は取り下げざるを得なかった。その結果、本会議では今西議員の提出した意見書とは若干内容が違うので、私は賛成できず退席した。これは非常に大きな問題。それが松本委員長の辞任の申し出に繋がったのではないか」と田中議長の対応を厳しく指摘した。
 田中議長は「昨日(28日)の議会運営委員会が開会されるにあたり、(意見書が)出る出ないといった協議を(議員が)事前にされていたので、どういった内容かはわからないが、出るだろうと予測はしていた。原田議員が提出者になったが、出てきたのが委員会開会の1分前。事務局もあわてて(資料の差し替えをして)いたので、僕のところに来ていない(提出を受けていない)のに(議事)日程に入っているのはおかしいと思っていた。『聞いていない』ということは言っておかないといけないと思いで発言した。委員会の中でしっかり揉んで(議論して)もらって、結果をどうするかやって(話し合って)ほしかった。ところがあんな形になってしまった」と返答した。
 それに対し谷口整委員は「松本委員長から(対応に)方法もあるのではないかという話も出ていた。にもかかわらず田中議長は(不受理の)1点張りだった」と話し、田中議長は「何かいい方法はないかという意味で言っただけ。その場でしっかり伝わらなかった」と返し、2人のやりとりは続いた。
 今西委員は「議会改革を行おうと(視察)研修にも行き、住民に開かれた議会を目指して頑張ってきた。それがこういうことになり残念。ルールの徹底はいいが、住民のことを第一に考えた時に、それはどうなのかなと思う」と発言。
 垣内秋弘委員(無)は「任期の途中で残念。双方感情的になっている部分が見られたが、もう少し落ち着いてからでもよかったのかなと思う。今となってはやむを得ない事だが」と話した。谷口整委員は「松本委員長の意志であるなら尊重すべき」として、採決に移った。
 結果、異議なしとして松本委員長の辞任は許可され、残任期間の委員長は谷口重和副議長が担当することとなり、垣内委員が副委員長となった。

■その後の会議に影響も
 全員協議会

 宇治田原町議会は29日、本会議終了後の議会運営委員会に引き続き、全員協議会を開いた。職員人事異動や6月定例会など、今後の予定についてスケジュールを確認した。
 議会運営委員会で傍聴していた議員も含めた全員出席の会議では、「熱まだ冷めやらぬ」といった状況で開かれ、各議員や町職員の声に力が入ってしまう場面が何度も見られた。
 ただ、松本議員だけは口を閉ざしたまま、感慨深い表情を見せていた。
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