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2018年 3月 8日

TODAY NEWS

災害用トイレを寄贈
宇治の工務店

組立式200基、防災備品に



 工事現場で威力を発揮している簡易トイレ200基(120万円相当)が7日、宇治市に寄贈された。簡易トイレは建築現場や防災、レジャー用として宇治市内の工務店が開発した。市では防災備品倉庫のある市内の小中学校に配備し、ライフラインが寸断された際などに活用していく。

 簡易トイレを寄贈したのは(株)タニケン(同市槇島町清水)の谷口孝昭代表取締役。
 谷口社長(56)は元大工さん。工務店を興し、建築工事などを手掛ける中、気になっていたのが現場で工事に従事する人の小便対策。
 取り付けが大層な汲み取り式のタンク型トイレに比べ取り扱いが手軽なポリ容器式の簡易トイレを独自に開発。シャフトをひねるだけで家庭用トイレや汚水マスに流せる下抜き排水で特許を取得し、「スポットトイレ」として販売を始めた。
 底に穴のない通常のポリタンクは排出作業が重労働なうえ、悪臭が耐え難い。下抜き排水の「スポットトイレ」だとシャフトを回して放置しておくだけで悪臭からも解放され、操作もすごく簡単。
 大手のホームセンターなどで出回り、1基6千円程度で販売。跳ね返りを抑制する改良型の朝顔式の「スポットトイレ」は建築現場だけでなく、防災用としても注目を集め、すでに1万基以上の販売実績を上げており、埼玉や岐阜、熊本などでも防災用として出回っているという。
 地域貢献の一環で宇治商工会議所に打診。災害時の防災備品として宇治市で役立ててもらうことにした。
 谷口さんは「小便と大便を使い分けるだけで汚物の処理能力は格段に上がるといわれる。都会の高層マンションではライフラインが寸断した際の非常用として簡易トイレの備え付けが必須となっている。当社で開発した簡易トイレが地元の防災備品として役立つなら、私もうれしいです」と話している。【岡本幸一】
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