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| ■ワールドカップ観戦記 |
| 梅原 幹正 |
No2
テレビに出てる人だから、まっ、特別な人達だと思うが「いつかは自分もそんなんやってみたい」とのん気に思いながらも、 自分と比べてみると、あまりに違うその心がけに尊敬の念を持った。 また、テレビはこんな人も紹介していた。 それは前述の二人と同じイングランドのサポーターで、年の頃40といった感じの人なのだがイングランド代表のジャージが、先の二人よりもはるかに良く似合っていてかっこいい。彼は自分で起した会社を売った金で悠々自適の生活を送っている人らしく、イングランド代表の試合ならば予選リーグも決勝トーナメントも全部観戦出来る『TSTシリーズ』なんて名前のチケットを持っていた。さらには、JR・新幹線・在来線などなど、とにかく日本の鉄道軌道の上を走っているモノなならばなんでも、それもグリーン車だろうがなんだろうが何処でも、何回乗ってもタダという、日本人である私でさえ見た事も聞いたこともない一ヶ月有効のPASSを首からぶらさげていた。彼はインタビュアーに「いくらしたのだ」と問われると、 「妻に仰天されるから言わない」 と言っていたが、ホント、いくらしたんだろう。せめて、PASSの値段、いや何処に売っているのかだけでも、彼には「日本で売っているPASSなんだし、日本人なら知ってんじゃないの」と言われてしまうに違いないだろうけれど、とにかく聞いてみたい。彼もテレビに出ているくらいだから特別な人、いやいやしっかり特別な人なんだろうけれど「いつかは自分も…」とのん気に思う程に、残念ながら私は若くない…。 私は若くないが、開幕戦話で盛り上がり、そのまんま共に韓国に見に行く事になったTさんはまだまだ若い大学4回生で、中学入学と同時にサッカー部に入ったのに、3年生になる頃には小学生からやっている同級生を追い抜いてレギュラーを獲得、今も友達と週末毎にサッカーをやっている。 彼は学生誰しも(最近では誰しもでも無いようだが)の如く、あんましお金を持っていないようであり、さらに私が何処へ旅行するにも、後先考えずに少しでも安くというコトに熱くなる人であったため、自然、韓国へはチープに行く方法を考えることになった。 ※後から聞いた話によると、Tさんはしっかり者で、お金もそれなりに貯めていたらしく、少々高くついても全然OKだったらしい…。だから、今にして思えば…だが、彼は『出来るだけいい試合を観戦しよう』とする当初の目的だけでなく『ローコストで韓国に行くには如何にすべきか』までを熱く考え出した私に少しばかり呆れていたような気がする…。 Tさん、この場を借りて、ちょっと謝っとくね(つづく)。 |
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